補助金の入金後も、IT導入補助金関連の義務や事務作業は完了したわけではなく後年まで続きます。
以下に、補助金入金後の効果報告およびその後の諸注意事項を記載します。

目次
(1)効果報告について
IT導入および補助金入金後の決められた時期に効果報告(後年の事後報告)が必要ですので、お忘れなきようご注意下さい。
報告時期の1か月程度前に、IT導入補助金事務局から案内のメールが届きます。
従って、申請マイページで登録済みのメールアドレスに変更がある場合は速やかに変更しておいて下さい。
変更方法については本ページ(3)②事業者情報・担当者情報の変更をご参照下さい。
効果報告の詳細については下記「後年の効果報告について」をご参照下さい。
https://subsidy-index.zenryaku.co.jp/subsidy/kouka-houkoku/
(2)効果報告完了後のご注意
効果報告が完了すればIT導入補助金に関する義務や制限が全て完了するわけではありませんので、ご注意下さい。
事業終了(≒補助金入金)後およそ5年間は下記の義務や制限があります。
①帳簿を含む全ての証拠書類を、いつでも閲覧できるよう保存が必要
※申請に関する電子データは全て申請マイページに保存されますがIT導入支援事業者との間で取り交わされた書類など「紙」は要保存です
②IT導入補助金による購入物の処分や譲渡には事務局の承認が必要
正確な期限が必要な場合は、申請した年度のIT導入補助金事務局へご確認下さい。
また、詳細については申請した年度の申請枠・類型の交付規程などをご参照下さい。
上記①②記載箇所の例としてIT導入補助金2025通常枠交付規程のリンクを記しておきます。
https://it-shien.smrj.go.jp/pdf/it2025_kitei_tsujyo.pdf
①(補助事業の経理等) 第18条
②(財産の管理及び処分) 第31条
(3)事業者情報・担当者情報などの変更時
メールアドレスや携帯電話番号などの担当者情報や住所などの事業者情報などに変更がある場合、該当する年度の申請マイページからお早めに情報を変更しておいて下さい。
※事業者の事業譲渡や、個人事業主の法人化などが生じた場合は、申請年度のIT導入補助金事務局のコールセンターへご連絡ください。
特に、担当者のメールアドレス変更は必要不可欠です。
IT導入補助金事務局からの連絡は、申請マイページで登録した
メールアドレスに届きます。
また、各種報告時には携帯電話のSMS(ショートメール)が必要です。
担当者の退職や携帯電話番号変更などによって事務局からの連絡が届かず効果報告ができないなどのトラブルが毎年起きています。
効果報告ができないと補助金返還などのペナルティーが課される可能性もありますので、くれぐれもご注意下さい。
【担当者情報変更方法】
■IT導入補助金2023後期、2024、2025
https://it-shien.smrj.go.jp/pdf/it2025_manual_jisseki.pdf
のP12~15をご参照下さい。
■IT導入補助金2023【前期】以前
https://www.it-hojo.jp/r04/doc/pdf/r4_completion_manual_abstract.pdf
のP6~9をご参照下さい。
(4)その他のご注意
①GビズID情報の管理
GビズIDのID・パスワード情報は、他の補助金の申請にも使用する重要な情報です。
紛失しないよう、厳重に管理して下さい。
毎年の効果報告の時期に、GビズID情報を紛失してログインできずに困る事業者が続出していますので、くれぐれもご注意下さい。
最新情報については下記公式サイトをご参照下さい。
*IT導入補助金2023前期以前:https://www.it-hojo.jp/
*IT導入補助金2023後期以降:https://it-shien.smrj.go.jp/
※最終更新日:2025(令和7)年7月1日
