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1. 全体の流れ(申請~後年の効果報告まで)

目次

(1)標準的な流れ

①申請
②採択/交付決定
③事業実施(②で決定したIT導入・購入)
④IT導入支援事業者への支払い
⑤実績報告
⑥確定検査(⑤の内容確認のみの簡単な検査)
⑦補助金入金
⑧効果報告(最長3年程度の事後報告)

(2)注意点

①申請時
■毎年繰り返して申請・受給が可能
ただし過去年度にIT導入補助金を受給している場合、申請時にある程度の減点評価を受けます。
IT導入補助金2022または2023で交付決定(採択)を受けた事業者は
2024年度の申請に制約があります。

過去のIT導入補助金の交付決定日から1年以内は申請不可能となる
場合がありますので、ご注意下さい
 
2024年度の通常枠・インボイス枠(インボイス対応類型)では下記制約があります。 

2022,2023年度交付決定 2024年度 申請可能時期
通常枠
デジタル化基盤導入枠
通常枠 過去IT導入補助金の交付
決定日から12か月経過後
デジタル化基盤導入枠 インボイス枠
(インボイス対応類型)
過去IT導入補助金の交付
決定日から12か月経過後
通常枠 インボイス枠
(インボイス対応類型)
いつでも申請可能

 
他の申請枠・類型については、各申請枠・類型の公募要領をご確認下さい。
https://it-shien.smrj.go.jp/download/
 

 
■gBizID(ジービズアイディー)プライム
申請にはgBizIDプライムが必須です。
過去に一度登録していれば、同じものをご使用下さい。
1事業者につき1登録だけしかできません。
申請毎にgBizIDプライム再登録は不要(不可能)です。
 
未登録の場合、登録に日数がかかるため早めにご対応下さい。
方法については、gBizIDプライム登録方法 をご参照下さい。
 

 
■採択/交付決定前に契約・購入したものは補助金対象外
原則的に②採択/交付決定の前に契約・購入したものは補助金対象外となります。
コロナ禍対応時など例外的に遡りが可能なこともありましたが原則的に対象外です。
 

 
■補助金で購入したソフトウェアの廃棄や譲渡について
IT導入補助金で導入した商品を、事務局に無断で廃棄・譲渡はできません。
期間は減価償却資産の耐用年数などの条件によって変わります。
 
導入日から一年未満で利用しなくなった場合、
または事業実績報告で提出された利用期間未満で利用しなくなった場合、
補助金返還対象となり得ますのでご注意下さい。
  
廃棄や譲渡をご検討の場合、まずはIT導入補助金事務局へご相談下さい。
 

■購入時の消費税は補助金対象外
IT導入補助金では、購入時にかかった消費税は補助金対象外となります。
つまり補助金額は税別金額×補助率で算定されます(下限~上限額の範囲内)。
 


■同一内容で複数の補助金・助成金を受給できない
同一の商品の購入で、IT導入補助金と他の補助金・助成金と同時に受給はできません。
 
ただし申請することは可能です。
採択された中のいずれかの補助金・助成金を受給し、残りは辞退が必要となります。
入学試験受験時に複数校を受け、進学先をいずれか1校に絞るのと同様のイメージです。

②採択/交付決定時
■不採択時の再申請
一般的に、採択/不採択にかかわらず再申請可能です。
採択時の再申請の場合、採択された申請の辞退が必要です。

⑦補助金入金時
■入金時期
補助金入金となるのは、上記⑦のタイミングです。
②採択/交付決定のタイミングで補助金は入金されません。
④IT導入支援事業者への支払い時点では自社で資金の準備が必要ですので、ご注意下さい。
 

■実績報告完了~補助金入金までの期間
混み具合など補助金事務局の都合によりますが、概ね1か月程度です。

最新情報については下記公式サイトをご参照下さい。
https://it-shien.smrj.go.jp/
 
※最終更新日:2024(令和6)年3月23日